信楽(滋賀県 甲賀市)の信楽焼・朝宮茶・観光スポットなどのローカル情報やライフスタイル最新情報|Sgr;(エスジーアール)

Sgr; 信楽ブランドプロジェクト

これからも「失敗」が何か分からなくていい

奥田 泰央 YASUO OKUDA(信楽)

1973年生まれ。信楽焼 窯元「庄左エ門窯」代表、shiroiro-ieオーナー。
家業を継ぐも新たな信楽焼のスタイルを考案したり、人望を活かして地域活性化活動を積極的に行う。
後輩からはカリスマと呼ばれるが失態によりプラスマイナスゼロとみなされるところが人柄を表している。


shiroiro-ieをはじめるに至った経緯を教えて下さい。

元々は15年程前にSHIN-RA(信楽陶器工業協同組合の有志希望者の集まり)という各窯元のブランド化を目指すグループを作っていて、各窯元のブランド化した商品を置く第一号店にしたい!という想いで作ったギャラリースペースがshiroiro-ieです。ギャラリーとして古民家を使ってやろうとした時、古い梁や土壁を活かしてそのままに作り上げたら面白くない!?と考えた時、「そのまま真っ白」のペンキで塗ってしまおうというアイデアで「白色の家」というギャラリーが生まれました。

ギャラリーの商品はモダンでおしゃれな雰囲気のものが多いですが白色のたぬきも新鮮でかわいいですね!

基本は長く使えるような昔からあるスタンダードな形状のものを置いてますが、例えば、白いたぬきの置物は昔から色が決まっていたタヌキを白色に塗ることで現代的なインテリア雑貨へと生まれ変わらせました。古いものをなくすのではなく、いかに活かしながら新たな価値を作っていけるか、というメッセージも込めて白色に塗ることを思いつきました。

なるほど、そのリメイクという発想はエコでもありますね。なぜ「活かしながら」ということにこだわるんですか?

自分のことですが、30歳までは自分の弱点を失くそうとか隠そうという意識が強かったんですが、30歳を過ぎてからSHIN-RAプロジェクトに関わり、ブランドとは何か?ということをとことん考えて、やっぱり今あるものがありのままの姿であり、その姿こそがブランドなんじゃないか、その上で消費者にどういった提案が出来るのか!という考えに至りました。

それと、自分の発案したことが認められたりして、自分をさらけ出した上で認められることで自信がついて、弱点を気にせずに積極的な行動ができるようになりました。それから、元々あるものを否定せず、受け入れて活かすことが大事だと気づいたことが大きかったですね。

そんな経緯があったんですね~。その時のプロセスをそんな風に捉えて自分の成長にも活かせるなんてなかなかできないことだと思います。では、まだまだこれからいろんな経験をしていく若者にアドバイスするとすればどういったことですか?

う~ん、自分自身、上になった意識がまったくないので、アドバイスなんて思いつかないんですが、自分の経験から言うと、自分の良い面も悪い面もかっこ悪い面も全部受け入れて、失敗を恐れずに思い切って行動してほしいし、いろんなことにトライしてほしい。その結果、失敗と思えるようなことでも必ず自分にとってプラスの経験となるので、自分のやり方でやって新しい道を切り開いていってほしいという願いを持っています。

自分は、今まで「失敗した」と思うことは一度もないんです。すべて今の自分に吸収されて活かされてるし何が失敗かよくわかっていません(笑)それくらい鈍感でいいんじゃないかなと思います。これまでのも、そしてこれからも「失敗」が何か分からなくていいかな。


[Facebook] https://www.facebook.com/yasuo.okuda
[shiroiro-ie] http://shiroiro-online.shop-pro.jp/
[庄左エ門窯] http://www.kamamoto.co.jp/