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やり続ければ深い意味が出来てくる

藤原 純 JUN FUJIWARA(信楽)

信楽在住の陶芸作家。ヴィンテージオールド感漂うシンプルでエッジの効いたデザインの食器や個性的でユニークな表情の動物オブジェを創り続けている藤原純さん。作品は、洋風のような和風のような不思議な雰囲気を持っていて、全国各地のギャラリーで引っ張りだこの今注目の作家さんです。信楽のロックバンドsiveL’sのメンバーとしても活動中。


陶芸を始めるに至った経緯を教えてください。

小さい時から父親が陶器を作ってる姿を見てきて自然とやり始めた感じですね。高校出てから陶芸家っていう仕事があることを初めて知って、家業を手伝いながら自分の作りたいものを作っていました。それは主に動物でたぬきや犬のオブジェですね。

陶芸は純さんにとってどういう意味がありますか ?
また陶芸をするにあたり譲れない部分やこだわりがあれば理由も含めてお聞かせください。

特に何か意味があるとか、何を目指してやってるっていう意識や特別なことをしているという意識はないです。ただただ生活の一部としてやってるだけです。

こだわりの部分ですか?そうですね~、そんなかっこいいことは言えませんが、信楽らしさですかね。「自分の思う」信楽らしさを大事にしています。人が考えるらしさではなく自分の中の信楽らしさ。そして作品にそういう雰囲気が出るように心がけています。そして作りこまないことかなぁ。例えば、土感を残したり、装飾を凝りすぎない、そしてやりすぎない。常に空気感を大事にして作ってます。

どんなシチュエーションで誰が使うのか、そういうことを想像しながら作ることを一番に考えています。決して物を見て作らないですね。変に物を意識してしまうと何かに似たりありがちな物になったりして陳腐なものに仕上がってしまう。だから空気感で作って仕上げの段階で使い勝手を考慮します。

なるほど、やはりオリジナリティを出すには固有の想像力が大事になってきますね。そして「自分の思う」信楽焼を作るということにこだわってこそなんですね。
最近は信楽でも地域を盛り上げようといろんな活動をする人たちが増えてきていますが純さんは信楽を盛り上げようと心がけていることってなんですか?

自分は作り続けることで信楽焼の普及に貢献できるかなと考えています。信楽の人たちの中には信楽以外の人たちが信楽で活躍しても認めない、みたいな空気があったりすることもありますが、自分はスタンスがもともとゆるいので、よそから来てる作家さんとの付き合いが多いんですよね。そして彼らが頑張ってる姿が、純粋にかっこいいと思います。でも自分は、尖ってるいわゆるイケイケな信楽の人も、古き良きを守ってる保守的な人も両方同じだけ応援したい、と思っています。

世の中には、なかなか自分のスタイルを見つけられない人が多いですが、そういう不安を抱える人達に一言アドバイスするとすればどういったことでしょうか?

人を認めようとする気持ちではないでしょうか。人の悪いところを見るのでなく、良い部分を見つける、そういう見方ができると自分にない良いところが目につき嫉妬心が芽生えます。そして自分もやらないとという気持ちになり、尖る方向を自分に向けられるというか、ストイックな気持ちになりますね。だから、たとえ自分に自信がなくてやっていて不安であっても、続けていくことでそれが自信へとつながるから、とっかかりが面白そうとか、すごく浅はかで簡単な理由で始めたことであっても、やり続けることで自分への自信がつき、やっていること自体にも深い意味が出来てくるから続けることを意識してほしいです。

「他人を認めることで自分にないものを見つけてその嫉妬心をバネに前向きにやり続けてこそ深い人生になる」ということですね!とても共感します。では最後に純さんの今後の夢や目標があれば教えて下さい。

死ぬまでやり続けられるといいなと思います。そういう環境でい続けられること。
それが夢であり、現状を積み重ねていくことで現実的にしていければと思います。


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